ウィークリー・メッセージ 2017第8回
「2017四旬節第3主日」
丸亀・善通寺教会担当司祭
カンバラ・デシデリオ
先日、私は丸亀聖母幼稚園のお別れ遠足に行ってきました。そこで今年初めて、鶯の鳴く声を聴き、春を感じました。
さて、私達キリスト者もまた、復活祭という確かな行き先に向かって、春のこの時期に四旬節を歩んでいます。。
3/1灰の水曜日 回心への呼びかけとともに、ご復活にあずかるべく心の準備
3/5四旬節第1日曜日 洗礼志願式を行い、求道者の積極的な準備とともに私たち信者は、キリストの受難と復活・自分の洗礼のことも考える
3/19四旬節第3日曜日
ヨハネによる福音4‐5では、イエス様が、サマリアの女に「水を飲ませてください」と語りかけられます。当時、ユダヤ人とサマリア人は、反目しあっていました。民族間の壁など多くの壁がある相手に願って近づいていかれました。イエス様の愛と、人に接するお姿が表されています。
イエス様のお話になった「わたしが与える水を飲む者は決して渇かない。わたしが与える水はその人の内で泉となり、永遠の命に至る水がわき出る。」という水には、サマリアの女が考える、生活するための井戸水とは異なり、救い主の言葉という意味がありました。
この、イエス様との出会いでサマリアの女は神の存在を実感し、サマリアの多くの人々とともに救い主のことを信じました。
この時期、わたしたち信者は、回心してキリストに近づき、心身共に新しい気持ちでキリストの復活が祝えるように、洗礼志願者は、洗礼のお恵みで満たされるように、四旬節を過ごしていきたいものです。
丸亀・善通寺教会担当 デシデリオ・カンバラ
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