ウィークリー・メッセージ 20181

 

神の母聖マリア

 

高松教区司教  諏訪 榮治郎   

桜町教会聖堂

年あけましておめでとうございます。

新年の祝いとともに、心から「世界平和の日」としてすべての人々の平安をお祈り申し上げます。

昨年は国内、外ともに心痛む出来事が多くありましたが、飼い葉桶の幼子は、柔和、優しさ、光、思いやり、寄り添う方としてこの世に与えられました。私たちは「待つ人」という信仰のセンスが流れています。

待つとは私たちの信仰の本質の姿なのです。

教会の2000年の歩みは常に「改革の歴史」であり、「待つ人」としての歩みであったことがわかります。この社会の中で、神の計画に心を開き信頼のうちに「積極的に待つ人」、神の約束は必ず実現すると灯かかげ指し示す「希望のうち待つ人」、今というこの時を奉仕者として大切に生き、「根気強く待つ人」であったと思います。

 年の初めにあたり待つ人としての「神の母聖マリア」の生涯をも思い浮かべながら、幼子のもたらした光を頂き、この世の光として大切に生きることができますように心からお祈り申し上げます。


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