ウィークリー・メッセージ 20193

 

年間第3主日


 

  高知地区協力司祭 硫黄 隆二神父  

日はルカの福音書4章18節から19章を取り上げてみたいと思います。

この箇所はイエス様が宣教を始めてから間もなくのことでした。イエス様はヨルダン河でヨハネから洗礼を受けた時からその行動はすべて聖霊に導かれていたのです。

それで聖書には「イエスは霊の力に満ちてガリラヤに帰られた」と書かれています。イエスはお育ちになったナザレに来て、いつものとおり安息日に会堂に入り、預言者イザヤの書が渡されお開きになると「主の霊が私の上におられる。貧しい人に福音を告げ知らせるために、主が私に油を注がれたからである・・・」と。

昨年2018年はオブレート会創立200年でした。そして去年から今日2019年1月27日までオブレート会召命期間として祈ってきたのです。このオブレート会がモットーとするのは、このイザヤの言葉です。「貧しい人に福音を告げ知らせ、捕らわれている人を解放する」をモットーとして宣教に努力して来たのです。

私達の主イエス・キリストは世界を回心させようと望まれた時、幾人かの使徒と弟子を選び、神への敬虔な心を育て、その霊で満たして、彼らを遣わしたのでした。

キリストに学ぶ人々は、聖人になるように努力しなければならない。キリストに学ぶ人々は神の栄光と教会の善ならびに人々の霊魂の教化と救いを目標としなければならない。絶えず召命の精神を新たにしなければならない。

常に自己否定の心構えを持ち、完徳にいたるとの強い意志を持って、謙遜、柔和、従順、貧しさを愛する人、悔悛者、禁欲者、世俗や親族への執着を絶つ人、熱誠に満ちた人、イエス・キリストへの愛のため、教会への奉仕のため、隣人の聖化のために、いつでも自分の全財産、才能、休息、全身全霊を犠牲にしようと身構えている者。

そのような人となるために休みなく努力する人でなければならない。次いで神への信頼に満たされ、キリストを慕う人々は霊的な戦いを交え、神の栄光のために生涯を捧げる者でなくてはならない。

人々の救いと自分達自身の聖化のために生涯を捧げなければならない。オブレート会員は愛徳心によって鼓舞されるあらゆる熱誠への事業、特に聖なる宣教の実践に挺身する一方で、団結しながら会の規則と会憲とをよく守ることが大切である。

オブレート会創立当時はフランス革命の後とはいえ、世界航路の発見された後であり、フランスから始まって、マルセイユの港から大西洋を渡ってカナダ、アメリカ、東洋ではスリランカ等に宣教に行ったのです。極寒のエスキモーの宣教では、エスキモーによって殺されて二人は食べられたと言います。

現在、全世界の貧しい所に宣教に行っています。

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